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 アンリの旅立ち 1 

3/17 AM1:45ごろ、春の訪れと共にアンリが天国へ旅立ってしまいました。


3/15 朝から春の訪れを実感できる、暖かなとてもいいお天気だった。
庭先の梅の花がまさしく満開で、きれいな青空によく映えていた。

この日からロンちゃん家とクッチェッタへ1泊旅行に行く予定だった。
これが最後の旅行になるかもしれないと、ロンちゃん家に無理言っておつき合いいただくお願いしたのは、確か1週間前の3/8のことだったと思う。

3/6にM動物病院でレントゲンを撮ってもらったところ、肺転移したガンが肺全体に広がってしまっていたことが分かり、余命1ヶ月と診断されたアンリ。
その時はとても信じられなかった。病院でも早く帰りたい!とRZに飛びつくぐらい元気だったアンリ。食欲もあるし、お散歩にも行けるようになってきたし、やっと元気になってきてくれてみんなで本当に喜んでいた。

宣告を受けてかなりショックだったし、とても信じられないと言うか信じたくなかったけど、でももしものことを考えると残り短い時間をどう過ごしたいか、過ごさせてあげたいかをRZとずっと考えた。

出来ればアンリも大好きな山へ連れて行ってやりたいと思った。
でも今のアンリにはどう考えてもきつすぎる。肺ガンのことをのぞいても、3本足になってまだ1ヶ月。短いお散歩でもすぐ息が上がるのに、今の時期多分雪がたくさん残っている山へ行くのは無謀なこととしか思えない・・・

アンリがうちに来た4年前の1/15。
それから2週間後ぐらいに初めて出張でクッチェッタさんへ連れて行った。
多分この出張旅行はアンリにとって初めてずくしだったに違いない。

車での長距離旅行。車酔いする様子もなくホッとした。
ハルにまだ遠慮して、場所をとらないように座ったままこっくりこっくり居眠りしていたっけ。何ヶ月後かにはハルの上に顎を乗せて寝られるようになるほどすっかり私たちとハルにとけ込んでいたけど。。。

浜名湖では初めての海におっかなびっくり。私たちはGRなら当然のように喜んで泳ぎに行くだろうと思っていたら、アンリは後込みするばかりで逆にびっくりした。
それでも横でフラットのルディちゃんがガンガンに泳いでいるのを見て、すこーしずつ興味を示してきた。RZが牡蠣の貝殻を海に投げて誘導したら、徐々に足を浸け・・・とうとう泳いで貝殻を取りに行こうとするようになった!
アンリの初泳ぎは2月の冷たい浜名湖だった。

浜名湖の帰りには富士山周辺へ撮影旅行に寄った。
冬の誰もいない山中湖近くの別荘地。きれいな深雪が青空の下、陽に照らされてキラキラ輝いてきれいだった。
雪の中では海と違ってアンリは大はしゃぎだった!ハルは深雪に足が埋もれて身動きがとれないでいるのに、アンリは豪快に雪を跳ね上げて走り回っていた。本当に楽しそうだった~

その後年に4,5回訪れていたクッチェッタさん。
今年のお正月に2泊させてもらった時はもうガンであることが分かっていて不安だったけど、手術を延期して思いきって行かせてもらってよかった。結局これが最後の旅行になってしまうなんて、その時は思いもしなかったのに・・・

この時近くの遠州灘に初めて行ってみた。広い広い砂浜を全力で走っていたアンリ。ガンがまるで嘘のように思えた私たちにも嬉しい時間だった。

やっぱりクッチェッタさんへもう一度一緒に行きたい。
もう一度遠州灘でゆっくり遊ばせてあげたい。あそこなら車ですぐ横まで着けられるし、砂浜だからアンリの足にも負担が少ないだろう。
そう思って仲良しのロンちゃん家をお誘いして、3/15~16浜名湖小旅行を計画していたのだった。

余命1ヶ月の宣告を受けてから、それまで私とアンリは庭を挟んだ向かいの1階事務所、RZとハルは2階の寝室で寝ていたのだけれど、2人と2匹一緒に1階のリフォーム中のリビングに布団を引いて寝るようにしていた。

3/15旅行出発の日の朝、普段からお寝坊アンリだったんだけど、この日は起きてこっちは見ているものの、すぐ横の部屋でご飯の用意をして呼んでもなかなか起きてこない・・・少ししてやっと起きてきた。でもいつものようにRZが作ってくれたご飯台の前に立つと足がすぐくだけてしまって立って食べられないと分かった。それで伏せした状態でフードボールを顔の前でもってあげると、いつものように勢いよく食べてくれた。最後の一粒、野菜のひとかけらも残すまいと一心不乱でボールをなめ回す様子はいつもと変わらなかった。

おしっこに自分で行こうとするものの、やはり立ち上がりにくそうだった。起こして私が朝方までかかって旅行のために作った歩行介助用のお腹から持ち上げる担架のようなものを試したけど、足に力がほとんどはいらないみたいで介助ではなく完全にそれにぶら下がってしまう状態だった。なんとか庭に連れて出ていつものところで自分で済ませることが出来たけど、帰りにはやっぱりこけてしまった。

お天気がとてもよかったので玄関の前にベッドを持ってきて、RZが抱っこしてそこで寝かせた。その上でいつものようにハルと仲良くとっても気持ちよさげに大好きなひなたぼっこしながら、またうとうとし始めた。本当にいつもと同じように・・・でもアンリはとうとう立てなくなってしまったのだ・・・

前日、いや前々日ぐらいからか、足が弱っている気はしていた。玄関や庭の低い段を降りるとき、残っている1本の前足に力が入らないのか前に突っ伏すようにこけてしまったことがあった。
特に前日はあまり起きあがろうとしないで、排便以外はほとんど自分から起きあがることもなく部屋で寝ていた。表情も何となく元気がなかった。
それで予定していた旅行前のシャンプーを止めた。長時間お風呂の堅いタイルに座らせるだけでもアンリにとっては多分しんどいことのように思えたので、寝かせたまま念入りにブラシをかけて体を拭いてやることにした。終わったよ~と、顔を近づけるとペロッと舐めてくれた。でもやっぱりいつもの様子とは違った・・・

そしてやっぱり次の日にアンリは立てなくなってしまったのだった。

取り急ぎロンちゃん家にお電話を入れて旅行中止のお願いをした。
クッチェッタさんにもキャンセルのお電話を入れた。

私たちはどうしてよいか分からず、とりあえず気持ちよさそうに日向ぼっこしているアンリとハルをそのままそっとしておいて、様子を見ながら窓枠の柿渋塗りや片づけなどしていた。
アンリ達のもう一つのベッドも庭に出して干していた。

しばらくしてちょっと目を離した隙にアンリは多分ウンチをしようと何とか自分で立ち上がって移動したようだった。でもほんの2メートルほどのところに干してあったもう一つのベッドまで来て力尽きたのか、そこにいつもよりは小さなウンチが落ちていた。それでもまだアンリは何とかいつものトイレ場所に行こうとしたのか、更に50センチほど進んでベッドの端から体半分出た状態で呆然とした様子で伏せていた。首はしっかりあげて顔と体はいつもトイレする場所の方を向いていた。でも目が悲しげだった。とても悲しげだった。。。
アンリはうちに来て粗相の1度もしたことがない子だった。術後の入院中ですら決して汚すことはなかったと聞いている。
アンリの気持ちが痛いほど分かる気がした・・・

M病院のO先生に電話をした。アンリの様子を伝えて今してあげられることはないかと・・・C先生に相談してステロイドの点滴などしてもらうと多少よいかも・・・と言うこと。夕方の診察時間になったら電話してみよう。

午後からロンちゃんのパパとママがお見舞いに来て下さった。
勝手なことばかり言って振り回してしまったのに、本当に優しく接してくださるお二人。嬉しかった。
アンリも嬉しかったに違いない。お見舞いに頂いたおやつを美味しそうに食べていた。

夕方お二人が帰られてからしばらくして、用事をしながらアンリの様子を見ていると目が合ったので、さっき美味しそうに頂いていたラムの肺を乾燥させたおやつをまたあげよう!と口の近くに持っていった。一瞬目が嬉しそうに笑った。くんくん臭いを嗅いで・・・目が曇っていって少しもたげた首を降ろしてしまった。
朝はあんなに喜んでご飯も平らげていたのに、その後色々あげてみたり口に入れてみたりしたけれど、どれも食べることが出来なかった。

この日タイミング悪くC先生は学会出席のため午後から臨時休業とのこと。他の病院に連れて行く気もせず、とりあえず様子を見守ることにした。

夜の8時過ぎぐらいだったか、一瞬アンリの体が硬直して呼吸がおかしくなった。ゴボゴボと音を立てていかにも苦しそうな息をする。同時に粘っこい白い泡が口からあふれてくる。そして多分硬直したその瞬間に失禁したようだった。

駄目元でC病院に電話してみる。やっぱりつながらない。
先生の携帯番号を知っている友達のS&Mちゃんに電話してみた。携帯の方もつながらなかった。
S&Mちゃんは一度病院へ行ってみると言ってくれた。
その後先生が着歴を見て電話して下さった。事情を説明したら、病院へ戻って酸素吸入器とステロイドの点滴を貸してくださるとのこと。それをS&Mちゃんに託してもらって持ってきてもらえることになった。

10時過ぎぐらいだったかにS&Mちゃんがそれらを届けてくれた。
早速酸素吸入器をつける。点滴は先生に電話をして説明を聞きながらRZが打ってくれた。この1ヶ月ほどアンサー20(丸山ワクチン)の皮下注射を1日おきにRZが打ってくれていたので、この点滴も何とか出来た。
アンリの呼吸は徐々に楽になってきたようだった。ゴボゴボ言わなくなってきて、泡も少しずつ減ってきた。

それでも怖くて目が離せない。RZと交代で看ていることにする。
アンリはずっと目を開けていた。目は時々私たちの様子を追っているようだった。それ以外はひたすら呼吸することに専念しているようだった。

少し体に力が入ったなと思ったら、その時は大抵おしっこが出ていた。夜中のうちには頻繁にそういうことがあった。

スプーンで口にお水や牛乳やスポーツドリンクを入れてやると、舌を動かして美味しそうに飲んでいた。時々ベロンと鼻の下ぐらいまで口の周りを舐めるようなことも出来た。
でもササミを湯がいて小さくほぐしても、リンゴをすったりしても食べることは出来なかった。口の中に差し込んでみてもいつまでもそのまま挟まっていた。水で流し込んでも吐き出しているのか、いつの間にか下になっている方から出てきてしまっていた。
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2006/03/31 | 00:27
アンリの闘病日記コメント:8トラックバック:0
 コメント 
コメントをどうぞ
アンリちゃん3本脚で頑張っていたんですね。
友達ワンコも去年の夏の後足を断脚したのですが色々お話を伺って
『前足の方がもっと辛い。。。』と話してくれたのが忘れられませんでした。
お正月に会った時にピョンピョンと器用に歩いていた姿にこちらが励まされました。
今は「もっとこうしてあげればよかった。。。」と思わずにはいられない毎日だと思います。
雪山が大好きなアンリちゃんや家族でクッチェッタにお泊りした楽しい時間が
あったことさえ思い出せないのではないかと思います。
アンリちゃんとの思い出を振り返るのには長い長い時間が必要だと思いますが
どうか自分の中に溜めずに時間がかかっても続きの日記書いてくださいね。




2006-04-09 日  23:43:41 |  URL | シャコ坊&ゆっこりん #- [編集]
アンリちゃんがトイレに辿りつけなくて粗相しちゃった時の目、
私はそこにいたわけじゃないのに、ありありと浮かんできて涙が出ます。
でも、もうしょうがなかったね。
世界一大好きなRZパパとママに最後までこんなにしてもらって、
好きな食べ物もいっぱいもらって、アンリは幸せだったと思います。
梅の季節でしたね。
これから毎春、梅が咲くたびにアンリちゃんが遊びに来ているのがわかるね。。。。
2006-04-10 月  03:18:44 |  URL | Labdy(ラブラマミー) #- [編集]
アンリのことこんな風に闘病日記として綴っていくことに途中から迷いながらも続けてきました。
皆さんに余計なご心配をおかけしたり、読んでくださった方を暗い気分にさせてしまっているかと思うと、今でも少し後悔しています。

でもアンリのママとしてアンリがこんなに頑張ったってことも辛いけど忘れないようにしたいので、最後まで頑張らなくっちゃ。ですよね!
だから読むのが辛い方には申し訳ないけどお許し下さいませ。

私たちは大丈夫です!幸い仕事も立て込んできて助かってます(^-^;
いつかいつも優しいゆっこりんさんにも是非お会いして、笑顔でお礼を申し上げたいです。
2006-04-10 月  22:26:49 |  URL | snk #- [編集]
ロンに初めからいつもやさしいお姉ちゃんでいてくれたアンリちゃん……
私達もいつまでも忘れないでいたいので、、何度も読ませてもらってます。。。

アンリちゃんには本当にたくさん楽しい時間、思い出をもらいました。。。

辛いでしょうけど、ぜひぜひ続けてくださいね。

私も前の子が旅立った時は毎日毎日ただただ悲しくて泣いて過ごしました。

しばらくは本当にきついと思うけど……身体にだけは気を付けて、乗り越えてくださいね。

そうそう、この間訓練の最中にアンリちゃんによく似たゴールデンが側を通りました… そしたらロンが…パッ!と目の色変えて、嬉しそうにしっぽ振って、そのゴールデンのところに行こうと力いっぱい引っ張ったんです!!
訓練の時にこんなことは100%ないことなんですよ。

急に引っ張ったので私もビックリ!!…… でもそのゴールデンを見て… あゝアンリちゃんと間違えたんだ……
本当はよそ見したこと怒らないといけないんだけど、できませんでした…(;_;)
2006-04-12 水  17:21:24 |  URL | RONDママ #- [編集]
Labdyさん、ありがとうございます。
私もあの時のアンリのことを思い出すのが一番辛いです。
本当に可愛くて優等生といえるようなよい子でした。それだけにもっともっと楽しい思い出を一緒に作りたかった、喜ばせてあげたかった・・・と残念な気持ちでいっぱいになります。
アンリの笑顔をLabdyさんやラブラちゃんにもずっと覚えていていただけるととても嬉しいです。梅の花と重ね合わせて・・・
2006-04-12 水  23:14:57 |  URL | snk #- [編集]
いつも気にかけていただいて本当にありがとうございます。
臨終前後にも大変お世話になり、優しくしていただいてとても心強く嬉しかったです。
本当にどうもありがとうございました。

アンリもロンちゃんファミリーにお会いできてとっても喜んでいたと思います!
たった1年とは思えないほどたくさん一緒に過ごさせていただいて、楽しい思い出いっぱい作れましたよね~
その思い出達は私たちにとってもアンリにとっても大事な宝物になりました。

ロンちゃんもアンリのことそんなに覚えてくれてるなんて泣かせるなぁ。
来週末は久しぶりにアンリの分も思いっきり遊んでいじってあげるからね(^0^)/
楽しみにしていますよ~
2006-04-14 金  12:51:36 |  URL | snk #- [編集]
お久しぶりです。久しぶりにブログにお邪魔したら・・・・・
とってもビックリしています。皆さんの悲しみを思うと
お掛けする言葉も見つかりませんが愛情一杯の4年間
アンリも幸せだった事でしょう。また、ご家族の皆さんもさぞ大変だったでしょう。
気を落とさずに(と言っても無理でしょうが)お体気を付けて
お仕事頑張ってくださいね。
2006-04-15 土  20:38:51 |  URL | wood2001 #gRNlaMXQ [編集]
本当にお久しぶりです。
秋には大変お世話になりありがとうございました。

あの頃は冬の軽井沢にも訪ねて、シェーカーさんの薪ストーブの前でまたまったりしたりしたいなぁ・・・と普通に考えていたんですけど、それから間もなくしてアンリにガンが見つかり、急に軽井沢が遠く感じられました。
普段フットワーク軽いのが取り柄?の私たちには初めての感覚で、家族みんなが健康なのはどれだけありがたいことだったのだろうと、今回改めて思いました。

まだまだ寂しさを感じる毎日ですけど、そんなこと言っていられないほど例年通り春と共に仕事が立て込んできました。
アンリは気を遣って忙しくなる直前に旅立っていったのだと思います。
どこのワンちゃんの話を聞いても、皆同じようにお話しされます。
本当にワンコは優しく素晴らしい人間のパートナーだと思います。

明日が初めての月命日。早いものです・・・
なんとなくハルも私たちもアンリのいない毎日に慣れてきました。
またひょっこりおじゃまするかもしれません。その時はよろしくお願いします。
皆さんによろしくお伝え下さいね。
2006-04-16 日  21:50:40 |  URL | snk #- [編集]
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