welcome to http://pwterra.blog15.fc2.com/

 スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


--/--/-- | --:--
スポンサー広告

 アンリの入院 

1/30 病院から帰ってからもアンリの出血が止まらない・・・

帰ってしばらくして、傷のところはガーゼと包帯でグルグル巻きになっていたのでよく分からなかったけど、ふと気が付くと寝ているアンリの足先の下になっている床がほとんど透明に近い薄い血で直径20センチほどのシミになっている。あれっ?と足先を触ってみると全体が湿っている。
最初は傷からの出血が足を伝って包帯の隙間からでも漏れてきているのかと思ったけどなんかおかしい。よく見ると足先のいろんなところ、肉球の間や甲の何カ所からかにじみ出ているようだった。
急いでタオルで拭いてやるけど、すぐに湿ってくる。
夜寝るときも足先にタオルを巻いて、私の手で包むようにして寝た。

翌日の31日にはどうも爪の付け根からも出血し始めたようだった。昨日より量が多くなっているように思った。
もう迷っている暇はないと思った。
アンリの表情もどんどん沈鬱になってきている。相当の痛みを我慢しているのだろう。声も出さずにじっとじっと耐えていると思うと、本当にかわいそうでならない。とにかく痛みを和らげてやりたい。

RZがすぐにM病院へ電話を入れた。O先生に今の様子を伝えて、断脚手術の予約をお願いした。病院の都合で最速で2/3になるとのこと。
後2日と少し、アンリなんとか我慢できるかな・・・ごめんね。検査結果が出たときすぐに決断すべきだったよ。そうすれば後2日も待たなくて済んだかもしれない・・・

アンリはじっと耐えている。
足先からは少し変なにおいがしてきた。ぐるぐる巻きの包帯の中で出血した血が溜まってきたからかと思った。
点々といつの間にか包帯にも3箇所ほど血が付いていた。いつあふれ出すかと冷や冷やした。またこの間のように吹き出したらどうしよう・・・

2/2 午前中とってもいい天気だった。

明日にはアンリのこの足がなくなってしまう・・・なんだか信じられない。
左足に比べて右足は大げさではなくもう3倍以上に腫れているように見えた。変わり果てた右前足。痛々しくて痛々しくて・・・
ほんの1ヶ月弱前には遠州灘の砂浜で、近所の田圃で、元気に走れていたのに・・・

お天気も良いのでひなたぼっこさせると、少し気持ちよさそうに表情が和らぐアンリ。
ハルと一緒にRZに写真を撮ってもらう。私も撮ってもらう。床を張ったばかりのうちの中でも撮ってもらう。心残りが少しでもなくなるように・・・
でも痛々しい足でなくまだ元気なときに、もっと・もっと・もっと写真を撮っておけばよかった。写真はいつでも撮れるものではないな、とあらためて思う。

この日RZがなんとか2人時間をずらして乗馬のレッスンに行こうと予約を入れていた。手術後は又しばらく行けなくなるだろうし、何より気分転換したかったのだと思う。私が昼過ぎから、入れ替わりにRZが夕方遅くから・・・

でもどうしても私は行く気になれなかった。なんだかアンリの目が「側にいて~」って言ってるような気がする。明日から何日か入院になるだろうし、今日は1日いつも以上にべったり横にいてやりたかった。

時間になっても出かけようとしない私。
RZは少しあきれながらもしょうがないな・・・とあきらめ顔。自分はどうしようか迷ってる様子。

そんな中、2人でゆっくり遅めのお昼ご飯を食べていた。
先にすぐ横にいたRZが気が付いた。
アンリの包帯が急にみるみる血に染まっていく。また出血だ・・・
うろたえまくる私。
RZが居てくれてよかった。もう少し遅かったら乗馬に出かけていただろう。

近くのC病院はこの日木曜で休診日。でも一度携帯で電話もらったこと思い出し、その着歴にかけてみた。先生がつかまった。
包帯を取るとこの間のようになっても怖いので、とりあえず包帯の上から出来るだけきつく包帯を更に巻くように言われた。
先生の後ろで赤ちゃんの泣き声がずっと聞こえている。先生に来ていただくのは難しいと思った。

こんなぐらいではこの出血は止まらないと思った。明日までもたない。
M病院に電話した。O先生がいらしたので状況を伝えたら、すぐに連れてきてください。と言っていただいて少しホッとした。

たまたままさにこの時S&M夫妻が仕事もあってうちに来てくれた。多分すごくびっくりしただろう。ほとんどお相手も出来ずに家を出る。ゴメンね。

車で高速走って1時間と少し。
出血は少しは治まったのか、更に巻いた包帯から漏れるまでにはならなかった。

先生がアンリの足を見て、すでに腐り始めているとおっしゃった。
この変なにおいは血のにおいではなかった・・・

一日早くこの日から緊急入院。手術は予定通り明日の昼1時頃からと言うことになった。
手術について説明を受ける。だいたいは以前にも聞いたようなお話しだった。

私には気になっていたことがあった。おずおずと聞いてみた。
「先生、切った足はその後ゴミになってしまうのですか・・・?」
「・・・腫瘍の部分から先はしばらく保管します。その上の部分は、そうですね・・・焼却処分と言うことになります・・・」
「でしたら、お願いがあるのです。せめてそこの飾り毛を切ってもって帰らせてください。」
「そうですね。きれいですね・・・手術の時がいいですか?それとも今?」
「今お願いします。」

切ってもらった飾り毛を握りしめて、診察室を出る。何度も何度も振り返ってしまう。
アンリはもう後追いする元気もないようだった。ただ悲しそうな不安そうな目でこちらを見ている。
受付で会計するときに気づくと、ドア2枚の窓越しにまだアンリの姿が見える。多分点滴の用意と貧血の具合を検査してもらっているのだろう。先生と看護婦さんにお手するように右手を預けている様子だった。
目は上目遣いにこちらを見ている。気づいているのかどうかは分からない・・・

後ろ髪引かれる思いで、RZと2人病院を後にした。

どうかどうか手術が無事うまくいきますように!
そしてアンリの痛みが消えて、また元気になりますように!

2006/02/15 | 03:51
アンリの闘病日記コメント:0トラックバック:0

 アンリの腫瘍 

その後アンリは少しずつ落ち着いてきた。調子のいいときはたまに少し右前足を地面について小走りしたり、玄関の段を上ったり出来るようになってきた。
でもまた25日に検査で切ったりしたら逆戻りしちゃうかも・・・

今のうちに少し楽しんでおこう!と短い距離でお散歩を再開したり、お客さんとドッグカフェにもお出かけしたりした。
車で歯医者さんへ2人で出かける時は、気分転換になるかと乗せてドライブもした。その時ローズママさんにお会いして喜んでお得意の股くぐりまで披露してしまい、ローズママさんの黒いパンツを毛だらけにしてしまった・・・
私たちも見たかった映画「Mr&Mrs.SMITH」をRateShowで見に行ったり、乗馬のレッスンに行ったりもした。仕事で2人して朝から晩まで留守にする日もあった。

でもアンリは元気だった!3本足でケンケンはしているものの足の腫れもほとんどおさまっていたし、いつもと変わらない笑顔を見せてくれていたので、私たちも随分ホッとしていた。25日の検査後逆戻りするのイヤやなぁ。このままよくなってくれたらどんなにいいか・・・

そう願って前から調べていたサプリメントも手に入れて与え始めた。
お仕事でおつき合いのあるS社さんが来訪されたときアンリを見て、腫瘍に効くというメシマコブのサンプルをたくさん送って下さった。ありがとうございます!
撮影会で伺ったTHCさんでは鮫軟骨成分・アガリクス・メシマコブ・フコイダンなどがミックスされた腫瘍に効くというサプリメントを購入した。びっくりするようなお値段でためらったけれど、フコイダンは腫瘍を壊死させる効果があるとの説明だったので、これで少しでもよくなってくれるのなら!!と期待を込めて。
ご飯もBW社さんのホメオハーブ療法食を試そうと問い合わせ、手配中。
それら+病院のお薬。一気にご飯の用意がややこしくなり、そそっかしい私は間違わないように準備するのに大変!ハルのご飯にアンリのお薬入れてしまってもいけないし・・・

1/25 検査の日。今日はCTも撮ってもらう予定。11時前にM病院へ連れて行く。
診察室から病院リードに付け替えてO先生にその奥の大きなお部屋に連れて行ってもらう時、悲しそうにピーピー鳴いて戻る私たちに付いてこようとする。がんばるのよ、アンリ!

待ち時間約3時間半。この日はハルも一緒だったのでお散歩したり、近くの大きなショッピングセンターでウロウロ。可愛い雑貨屋さんが入っていたので私は退屈せずにすんだ。玄関マットと多分おフランスのかっこいいビニールテープを購入
RZもCD屋さんで物色。マーカス・ミラーのアルバム2枚を持ってどっちにしようか決められないと。アンリの治療費のことも考えてどちらか1枚にしようと悩んでいる。結局ジャンケンで私が勝ったらこっち(私が欲しいわけではない)RZが勝ったらこっち・・・私が勝った。決めた方を購入。早速車でドーナッツ頬張りながら聞く。あれ~これ持ってるんじゃないの?いつも買ったらすぐ車のチェンジャーに入れてしまうので、アルバムのジャケットもタイトルも覚えてないのだ!落ち込み途端に不機嫌なRZ。私のせいじゃないからね~

3時前にアンリを迎えに行く。少し待って先生に呼ばれた。

CTの結果はすぐに出た。体を輪切りにした6分割だったかのレントゲン写真のようなもの。今回は肺のCTを撮ってもらっていたようだ。私は全身かと思っていたらそうではないらしい。肺は一番転移しやすく、空気の入っている臓器なのでかなり小さな腫瘍も写るそうだ。

肺の周辺部分にいくつか小さい点が写っているのが見える。これらは恐らく1.5~2ミリぐらいの腫瘍だそうだ。転移していた・・・頭が真っ白・・・。
後は組織検査の結果待ち。やはり急いでも4、5日はかかってしまうそうだ。後で考えた。転移していても血管肉腫でなければまだ望みはあるのかな?

アンリは前の検査後よりは元気そうだった。傷も前ほどは大きくないみたい。前回出血がひどかったので今回輸血の準備もして下さっていたようだけど、しなくても大丈夫だったとのこと。入院せずに帰れる。

帰りの車ではやっぱり落ち着かず全然眠れない様子のアンリ。その反動か家に付いてからはひたすら眠り続けるアンリ。翌日もほとんどぐったり寝てばかりだった。アンリも精神的に疲れるのだろう。

また足先が腫れてきた。見る見るうちに2、3倍に。傷からまだ少し出血していて包帯に血がにじむ。時々包帯を交換する。最初は傷口に血で貼り付くぐらいだったけど、だんだん治まってきて少し血が付く程度にはなっていた。

1/29 O先生から検査結果報告のお電話があった。RZが受けてくれた。
やっぱり血管肉腫に間違いないとの診断結果だったそうだ。
すぐには2人とも何も考えられなくて、この日はあえてその話は避けていた。夜には東京からS先生が泊まりに来られたので逆に助かった。

1/30 気分転換に乗馬に行って来いとRZが言ってくれるので、この日は夕方遅い時間のレッスンに予約を入れていた。
RZはS先生とお父さんとGOLF。朝早く家を出た。

昨日の検査結果もあるし傷口の消毒も念のためにしてもらいたくて、お昼前にアンリとC病院を訪ねた。C先生にも連絡が入っていた。
先生も辛そうな表情で「ご主人はなんとおっしゃってますか?」と尋ねられた。「まだショックでちゃんと話し合えてないんです・・・」そんな会話をしながら包帯をはずして傷口を消毒してもらう。おとなしくしているアンリ。ほとんど身動きもしない。

傷口などをチェックしようと思われたのか、それまで床に座っていたアンリを看護婦さんと2人で頭側とお尻あたりを抱えて診察台に乗せられた。その時先生が「あーーーっ」と声を上げられた。私もじっとその様子を見ていたけど最初それが何だか分からなかった。アンリの前足の傷口からほぼ水平に一直線に赤いひものようなものが出ている・・・見るとお尻を持ってらした看護婦さんの診察着のお腹のあたりが一面真っ赤になっている。血だ!出血してる!水鉄砲のように吹き出してる!!止まらない!!
私はその場で泣き崩れてしまった。恥ずかしいぐらいの号泣。
懸命に止血のため即座に分厚いガーゼを当て包帯を巻かれている先生と看護婦さん。私は何も出来なかった・・・怖くて怖くて

もしもの為の止血のアドバイスを聞いて、交換用の包帯などをもらって帰る。帰りの車では行きはいつも通りおとなしかったアンリが落ち着かず暴れ出す。帰りに仕事の用事をいくつか済ませて帰ろうと思っていたけど、とてもそれどころではなくアンリをなだめながらまっすぐお家に帰る。落ち着け、落ち着け・・と自分に必死で言い聞かせながら。

家に帰るとアンリも落ち着いてストーブの前でぐっすり眠りだした。
でも心配で目が離せない。やっぱり乗馬のレッスンはキャンセルし、RZが早く帰ってきてくれるのを必死で待つ。不安で不安でしょうがない。

うちの寝室は2階にあるのだけれど、アンリの足が不自由になってからは階段が危ないので、主に私が事務所でアンリと寝ていた。
でもこの夜は私がとにかく不安なので、乾いたばかりのリフォーム中のリビングで久しぶりに2人2匹で寝ることにした。

それぐらいあの出血はショックだった。検査結果に落ち込んでいるところにとどめを刺されたような気持ちだった・・・
アンリに住み着いてしまった病魔が本当に恐ろしいものであると思い知らされた。

20060208142350.jpg20060208142424.jpg



2006/02/08 | 14:01
アンリの闘病日記コメント:9トラックバック:0

 アンリの治療法 

検査の結果を待っている時ってどうしてこんなに落ち着かないのだろう。いつもはあっという間に日が経つのに、この間は時間が経つのにいつもの2倍も3倍もかかっているような気がする・・・

包帯から先の足の腫れもあまり引かないので、1/10たまりかねていつもお世話になっていたC動物病院へ包帯の交換がてら傷の具合を見てもらいに行く。
C先生もM病院から先日の報告を受けていて心配して下さっていた。
先生がおっしゃるには肉腫だとしたら、多分他にあまりいい治療法がないので断脚が一番確実で良いのではとのことだった。
でも・・・でも・・・私にはそんな決心とてもつかないよ。

1/12 M動物病院のO先生から検査結果報告のお電話を頂いた。やはりアンリの腫瘍は「血管肉腫の疑い」と言うことだった。断定できなかったのは組織がもろい上に出血が多く検査に必要な十分な組織が得られなかったので、とのこと。ただこの疑いは非常に高い、ほぼ間違いないであろう、とのことだった。
翌日の13日には文書で詳しく検査結果とこの血管肉腫に対するいくつかの治療方法および治療費についてFAXして下さった。

1/16 治療法についての相談と抜糸のために再度M病院を訪れる。

傷口の具合がまだあまり良くないらしく、抜糸はもう少し先にと言うことになった。
アンリもまだかなり痛いらしく、前回の検査からこの右前足はほとんど使えなくなっている。ずっと3本足でケンケンしたままだ。足先も検査直後よりはましにはなったもののまだ少し腫れている感じ。

そして治療法。
O先生も前回の検査の時に断脚の話をされていた。ただその時私はとても現実として受け入れられなかったので、「それだけは出来れば避けたい!」と言うようなことを言ったのかもしれない。
それを配慮して下さったのか、先日のFAXにも断脚のことはいっさい書かれていなかった。そしてこの日もそれ以外の治療方法についてもう一度詳しく説明をされていた。

・外科手術で腫瘍だけを切除することはきわめて困難。
・抗ガン剤もこの腫瘍にはほとんど効果が期待できない。
・放射線治療・・・最低2日に1回合計14回から19回ぐらい1ヶ月~1ヶ月半かけて照射する。腫瘍が小さくなれば腫瘍のみの切除が可能になるかもしれない。
 リスクは毎回全身麻酔をかけなくてはならないこと。照射部位の脱毛 や火傷。転移を抑える効果はない。

RZが口火を切った。「一番有効なのは断脚ですか?」
O先生「それを積極的に考えていただけるなら、一番確実でしょう。もしまだ転移していなければ、それ以降の転移は確実に防げます。ただ先日の検査では断定できるに至らなかったので、念のため再検査させて下さい。断脚の後で違った、では元に戻せないので。同時にCTも撮って転移の有無も確認します。」
私「もし転移が見つかったら?」
O先生「その時はもう一度慎重にご相談しましょう・・・」

今の傷の具合から再検査は次週1/25となった。
また同じところ切るの?まだ痛そうなのに・・・アンリ辛いよね。

転移してなければ断脚。転移していたら余命1年あるかどうか・・・
どちらもイヤだ!!イヤだよー。なんでアンリが!?こんなにいい子なのに。
頭が痛い。吐き気がする。なんにも手に着かない・・・

2006/02/06 | 02:49
アンリの闘病日記コメント:12トラックバック:0

 アンリの検査 

20060121114748.jpg20060121114646.jpg20060121114716.jpg

お正月に遠州灘で撮ったアンリとハル。拾い集めた貝殻をバリバリにかじっちゃったアンリ。

年末にアンリの右前足に腫瘍が見つかり、不安いっぱいの毎日。
最初考えていた以上に治療が難しいらしく、未だ検査が続いている。

当初、年末のうちにやはり切除してもらおうと病院に予約を入れていたけれど、お正月休みのうちに切除の後何かあっても怖いし・・・と言うことで、年明け6日に予約を変更していた。
おかげでクッチェッタでもゆっくり出来ることになったので、アンリもうれしかったと思う。

1/4に病院があいたので、年始のご挨拶と手術やその後のことの相談にもう一度RZと訪ねる。
腫瘍の様子を見て先生は一言、「少し大きくなってるね・・・」

切除自体はそう大変なことではないけれど、その後の転移がやっぱり怖いと先生も私たちも一番気になっていたので、前から私たちが考え始めていた放射線治療のことを先生に尋ねてみた。
私は先生に切除してもらった後、取りきれないところを放射線治療で何とかならないかと思っていたのだが、先生はそこまで考えるのなら切除手術から放射線治療できる病院でやってもらった方がいいと、私たちに提案された。
先生がそこまでとおっしゃるのは、放射線治療の出来る病院がこのあたりでは三重県伊賀市まで行かなければならない(府立病院にもあるけれど卒業生の先生曰く機械がかなり古いらしい)とのことと、相当な費用がかかると言うこと。人間のように健康保険は利かないからね・・・

次の日その伊賀上野にあるM病院へ電話を入れてみると、院長先生のいらっしゃる7日に朝一番で来て下さいとのこと。

7日は仕事でRZは行けないので私一人で頑張っていこうと思っていたら、お義父さんが前の晩、明日は雪になるらしいから一緒に行ってあげよう。と申し出てくださった。心強くてありがたい!
4WDでスタットレス履いているRZの車を借りて、これで少々の雪は大丈夫!今までの検査結果報告書やレントゲン写真、お薬など思って朝7時に家を出た。

大阪を出たときはとってもいい天気で取り越し苦労だったかな?と思うぐらい。
お義父さんはアンリと車に乗るのは初めてだったので、しきりに後ろのアンリがどうしているか気になる様子。今はこんな姿勢で寝てるとか、今は窓の外を眺めてるとか色々報告してくれる・・
今日はハルが一緒じゃないからアンリもちょっと妙に思うらしく、いつも以上におとなしくしている。まだ眠いだけかもしれないけれど・・・

西名阪を走っていると、あんなにお天気だったのに前の空が暗い。あれ~と思っていると、天理あたりからだったか雪がちらつき初めドンドンひどくなる。わぁ!天気予報的中!!
伊賀上野に着くと白銀の世界!よかった~車交換してもらってきて。

雪は降ったものの順調に走ってこられたので、8:20ごろ病院に到着。しばらく車の中で待っていると、徐々に同じような車が増えてきた。
9時前にドアが開いて看護婦さんが受付の準備をされてる風だったので、私たちが一番よ!とばかりに、名前を言いに行く。これっておばちゃんですかね?

待合いから見える限り、小さい診察室が3部屋あり、それを入れ替わり立ち替わりたくさんの先生が使われているようだ。先生の出勤予定日の表みたいなのがあって見ていたら10人ぐらいはいらっしゃる様子。
院長先生は実際に見ると言うより皆の先生に指示を出されているようだ。

アンリを担当してくださるのはO先生。今までの経緯をお話しし、持ってきた報告書やレントゲン、足の腫瘍の具合をチェックして頂いて少し待っていると、もう一度詳しい検査をしましょう。とのこと。
今度はもう少し大きい組織を取るために、太い太い注射のようなもので吸引するような感じらしい。
「全身麻酔もかけるので、2時頃お迎えに来て下さい。何もないところですが・・・」

「4時間もありますが、どうしましょう、お義父さん?雪もまだまだ降ってるし・・・」
近くのさとにオープンと同時に入り、早めの昼ご飯を食べ、そこでもらった観光用の絵地図に載っていた温泉に行こうと言うことになる。
迷いながら行った「やぶっちゃの湯」はとてもきれいで泉質もいい感じ。平日の昼間だというのに大変な賑わいだった。
私たちも大満足で気分もなぜか晴れ晴れ~アンリのこともきっと大したことないよね!!って思えてしまうから不思議だ。あんなに不安だったのに・・・

でも現実はそう甘くなかった。
2時に迎えに行ってもなかなか出てこないアンリ。尋ねてみようかな?と思っていると、やっとO先生に呼ばれた。先生の白衣のお腹のあたりにはかなり血が付いていた。
なぜ時間がかかったかというと、検査の太い注射を刺すと普通はたらたら・・と血が出る程度なのに、アンリは噴水のように吹き出したそうだ。それで止血のためにかなり深く切らなくてはならなくなったらしい。そしてこれは血管周皮腫ではなく血管肉腫の疑いが出てきたと。

会わせてもらったアンリは未だ半分麻酔から覚めていないようで、とろっとした目をしていた。でも私に気づくと切って痛いはずの足でいつものようにお手をする。アンリ~~大丈夫!?
でもまた安心したように眠りだした。先生がまだ出血が少し心配だと言うことなので、1泊入院させる事になった。

次の日の朝電話してみると傷はもう大丈夫とのことで、RZと昼から迎えに行く。
元気だけど足は痛いらしくずっと3本足でケンケンしている。よほど怖かったのか今までに見たことない落ち着きのなさで、帰りの車で膝枕してやっても結局全然眠らず、ずっと息が荒くソワソワする。ほんとこんなアンリは初めてだ。

薬は抗生剤を朝晩2錠。

帰ってきてからもなかなか痛みが取れないのか、ほとんど右前足を着こうとはしない。翌日包帯がきついのか足先がパンパンに腫れてきたので、緩く巻き直してみる。少しましになったようだ。

検査結果が出るのは1週間ぐらいかかるとのこと。
血管肉腫の疑いが出てきた・・・と告げられて、調べてみると更に大変そうな腫瘍だ。これは遠隔転移する確率が非常に高いらしい。

どうか違いますように!

2006/01/21 | 13:45
アンリの闘病日記コメント:4トラックバック:0

 アンリの経過 

12/16 夜から急にアンリの顔がおかしい。瞼が異常に腫れ上がってオイワさんみたいだ。ほっぺたも腫れているようだ。そして全身かゆいのか急にあちこち掻きむしりだした・・・

夕方乗馬クラブへRZが入会がてら遊びに連れてきてくれたときは何ともなかったのに・・・

前にもアンリは一度同じように顔が腫れたことがある。今回ほどではなかったが、でもその時も目がバセットハウンドみたいに下瞼が下がった感じになって充血していた。
あの時原因ははっきり分からなかったがこういう症状は薬物アレルギーぽいと先生がおっしゃっていたので、足の治療に飲んでいる薬をこの晩は止めて様子を見た。

12/17 やっぱり顔はまだおかしい。それどころか更に腫れている感じだ。お腹も真っ赤になって相当かゆそう。かわいそうに・・・
先生に電話して消炎鎮痛剤を一旦止めることにする。

夕方遅い時間になって気づいたときには、腫れは少しひいたものの白目のところがブヨブヨに水ぶくれみたいになっている。元気も少し無い。
どうしちゃったの~涙がこぼれる。

いつもの先生には土曜日で時間が遅く連絡が取れなかったので、この際ギリギリ診療時間に間に合いそうなD動物病院へ行ってみることにする。
この病院は昔1~2度ハルがお世話になったことがある。
先生もたくさんいらして遠くからの患者さんも多いと聞く。
でも私は正直あまりいい印象は持っていなかった。いい噂も聞くけれど悪い噂も結構耳にする・・・

先生に今までの経過を細かく説明する。このブログにupするとき日付なども確認したので、克明に覚えていたから役に立ったような気がする。先生もきっちりカルテに控えてくださった。

「かわいそうだけど、もう一度血液検査をしてもいいですか?」
「はい、お願いします。」
私はとにかくわらをもすがる思い。誰かアンリを助けて!絶対なんだかおかしい。妙に悪い予感がする・・・

検査の結果、いろいろな数値は特別に悪いものはないらしい。
ただ顕微鏡で見ると、ちょっとおかしなものが混じっているのが見えるそうだ。普通はないもの・・・何、それ?
更に詳しく調べるため病理検査に出してもらうことに。

顔の腫れや痒みはやっぱり薬によるアレルギーによるものらしい。
足のそれとは無関係だろうとのこと。

とりあえず右前足全体の腫れを押さえるためにも、抗生剤とステロイドを処方される。大きい子なのでちょっと量が多いですが・・・と。

抗生剤・朝晩各3錠、ステロイド・1日1回まずは6錠、4日目から4錠。

確かに多くてびっくりした。今までアンリはほとんど薬のお世話になったことがなかったし、ハルもいつもの先生は極力薬を少なくしてくれているのだと思う。

そう、ここの病院の印象が悪かったのは薬がたくさん出されるからだった。新薬もよく使われるという噂。
出来ればあまり飲ませたくはないけれど、こんな場合はしょうがないのか。もし珍しい難病なんかだとその新薬でも一か八か試したくなるかもしれない。
とにかく元の元気なアンリに戻って欲しい。ただそれだけ。

前の先生に頂いていたお薬のこともあるので、今晩は薬はぬいて明日からあげてください。とのことで、家に帰る。

夜中のことだ。2度もトイレに行きたがってソワソワ。内1度は私が庭へ連れだした。ほんのわずかな量の下痢便。
朝聞くとRZが連れ出してくれたときも同じようだったらしい。
そして3~4度の嘔吐。大量。昼間から気持ち悪かったのか庭のクマザサをたくさん食べていたようだ。

12/18 昨夜あまり眠れなかったからだろうか。いつも以上に日中眠り続けるアンリ。眠いだけ?それともかなりしんどいのかな・・・
昼間は昨夜のようなことは全然なかったけど、やっぱり怖いから薬は止めておく。かわいそうだけど吐くときは胃をからにした方がいい。と昔聞いたように思うので、ご飯も抜くことにする。
RZにアンリを見ていてもらって、ハルだけ別室で朝ご飯タイム。

この日はお仕事もかねて夕方からディレタントさんのクリスマスパーティに伺う予定だった。もちろんハルとアンリも一緒に。
でも残念ながらそれどころではない。RZだけ行ってもらうことにする。

12/23 抗生剤とステロイドが効いているのか、アレルギー反応がと言われた顔の腫れや目の異常、体の赤み痒みはあれから1~2日ですべてひいていた。足の腫れもずいぶん退いているようだ。最初の頃みたいに熱も帯びてはいない。
でもちょっぴり元気がないように思う。なんだかいつもよりぼーとしてる。

夜、乗馬のレッスンの後、先日の検査結果を聞きに行く。

血管周皮腫の疑い(悪性腫瘍)
と病理診断報告書に書かれていた。要するにガン。

この腫瘍は転移はまれだが、再発率は非常に高いとのこと。特にアンリは関節の真裏に出来ているので、手術で切除するにも深層部までの十分なマージン(再発を防ぐために大きめに腫瘍の周りまで取り除くこと)の確保が難しい。だから再発の可能性は高いだろうと・・・
ちなみにこの腫瘍はアンリのように足に出来ることが最も多く、全体の70%を占めるそうだ。

恐れていた結果を突きつけられた。少し覚悟もしていたつもりだったけど、やっぱりショック。先生が席を外されて、アンリの顔を見ると我慢していた涙が止まらない。アンリも不安そうな顔をしている。
私のせいだね、ゴメン。治らないと言われたわけじゃないのに、今からこんな気弱じゃアンリが可愛そう。ごめんね。

とりあえず、主人やいつもお世話になっている先生にも相談してきます。と告げ診察室を出る。

会計を待ってる間、居合わせた方に「おとなしくてかわいい子ね~」と声をかけていただく。「ハイ、そうなんです!」といつも相づちを打ちたいのをグッとおさえて、「いえ~そんな~~」と謙遜することが多いのだけど、今日は思いっきり「そうなんです!すごくいい子なんです!」なんて言ってしまった。
すごくいい子なんだから誰か助けて!神様お願い、こんなに可愛いアンリを治してください!と訴えたくなったからかもしれない。

ふと見ると受付のカウンターの上に先日発行されたばかりのPetie冬号が載っている。この号の表紙は実はアンリ。中にもRZの作品ページでアンリが元気に雪の中で走っている写真が掲載されている。
思わずこの方に「この子なんですよ~見て下さいね!中にも載ってます!」と手渡して宣伝してしまった。
また涙腺がゆるみそうでやばい。

この日もやっぱり抗生剤とステロイドは2週間分処方される。

帰りに納品もあってディレタントさんへ。
この間パーティに行けなかったもんだから、心配してくれていた。親身に聞いてくれるSさんMちゃん。どうもありがとう。色々アドバイスも頂いておかげで少し落ち着きました。
アンリもハルも喜びそうなおやつといつものご飯も買って家路につく。
RZには電話で先に報告したけど、きっと心配しているだろう。

家に着いて買ってきたお弁当を食べながら相談した。ご飯食べながらこんな話するのはイヤだとRZは言う。でも今はそのことで頭の中いっぱいなんだもの。
こういうことに全く知識のない私たちは、やっぱりとりあえず手術してもらって、切除した腫瘍を更に詳しく検査してもらった方がよいのでは?と言う意見で一致した。と言うより他に考えが浮かばない。
ずーっとこの程度なら切らなくてもいいのだろうけど、大きくなったら更に取りづらくなる。と言われたし・・・取ってから再発を防ぐための事を考えた方がいいかと。

でも本当にこれでよいのか・・・?

2005/12/29 | 05:16
アンリの闘病日記コメント:8トラックバック:0

 
Copyright © Our Days All Rights Reserved. Powered By FC2. 
Template Desingned by ちょwwwのけものオンライン?
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。